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壁面本棚を作成しました

壁面本棚を作成しました。

いきなりだけど、こちらが完成した本棚の写真。



高さは約2.5メートルで、横幅は約1.8メートル。
掛かった費用は1万4千円くらい。

なかなか良い感じ。
ということで、以下詳細です。

まず、こちらが設計イメージ。

コンセプトというかイメージは、「カフェっぽくて圧迫感がない本棚」。
同時に、出来るだけ大収納にしたいなあ、という感じ。

中途半端な高さよりは、天井まで伸ばした方が圧迫感なくスッキリするので、高さは天井まで。
奥行は出来るだけ浅く。
家具というよりは、「壁の一部」というイメージで考えています。

棚の支えは、コの字型のパーツを、トントンと上に積み上げていく感じ。
本も重量物だし、棚板そのものも相当重いので、ダボレールとかアングルを使うのはちょっと怖い。
何が頑丈かというと、やっぱり側面ではなく、地面というか下方向で支えるのがベストだよなあ、、
ということで、こういう形にしました。
2×6 のこの支えがひしゃげる事はあり得ないので、相当頑丈です。


ホームセンターで買ってきた 2×6 材。

木についてはいろいろ考えたんだけど、
全体を白のペンキで塗る=木目や木の質感はあまり重要ではない、
ということで、普通にホームセンターに売っている SPF材 (+ホワイトウッド) にしました。

使うサイズは、2×6 (ツーバイシックス)。
よくある 2×4 (ツーバイフォー) より、幅が少し広いです。

まず厚みだけど、普通の本棚であれば 1x〇 (=ワンバイ、厚み18ミリ) が一般的だと思う。
でも、ナチュラル系のカフェっぽい感じを出すなら、棚板はもっと板が太い方が良い。
ちょうど 2×4、2×6、2×8 辺りの規格モノは値段が手頃だし、デザイン的にも 2x〇 (=ツーバイ、厚み38ミリ) がちょうど良かったので、あまり悩むことなくこの厚みにしました。

高さと奥行はかなり悩んだんだけど、それはまた後で。。


下準備として、サンドペーパーで端の面取りと、表面の下地調整をします。

手が触れないところは 120 くらい、手が触れるところは 240 くらいでペーパーを掛けると良い感じでした。
と言っても面積が広いので、正直オービットサンダーとか電動で作業しないとやってられない感じ。。

今使っているのはマキタのオービットサンダーだけど、これは本当に買って良かった。
手で押さえてるだけで木がスベスベになるというのは、素晴らしい。。

塗装にはこのペンキを使っています。
カンペハピオ (ハピオフレンズ) の、水性ウレタン塗料

真っ白で、ベタツキが無くて、匂いがきつくないもの、ということで
家を建ててくれた工務店さんに相談したら、この塗料を勧められました。

このサイズ (0.7L) で、1800円くらい。
家の近くだと、コーナンには置いてなかったけど、コーナンプロには置いてました。
Amazon でも普通に売ってます。

ペーパーを掛けて下地を整えた 2×6 に、上の塗料を塗ってるところ。

塗ってから30分くらいで表面がサラサラになって来るので、これだけの量であれば、
一通り全パーツを塗り終わると、最初に塗ったものはもう渇いてる。

水性なので匂いも無いし、よく伸びて塗りやすい。
ウレタン被膜を構築するのでベタツキもなし。

そこそこ水で薄めて塗れば木目を出せるし、
あまり薄めず塗ったり二度塗りしたりすれば、木目が出ないようにも出来る。

ということで、
表面+側面1つ → 裏面+もう片方の側面 → 表面+側面を二度塗り、
という感じで、連続して作業が出来ました。

素晴らしい作業性。すごく良い。

今までは、何かとよく目にする「バターミルクペイント」を使ったりしてたんだけど、
刷毛の後は付きやすいし、モノによってはペリッと簡単に剥がれたりするしで、
実はあまり好きじゃなかった。

この水性ウレタンは、刷毛の後はかなり付きにくいです。
水で薄めすぎたり、木目に沿わず円を描いて塗ったりしたら当然刷毛の模様が出ちゃうけど、
普通に気を付けて塗ってれば、刷毛の後はほとんど見えません。
鉄みたいな金属にも OK ということで、被膜も相当強い。

工務店さん曰く、「さくら色」とか「うすわかくさ色」みたいな微妙な風合いの色もあるから、
白やクラシックホワイトをベースにこういうカラーを少し混ぜることで、
ナチュラル風味の自分好みの色も作りやすいらしい。

ちょっと万能すぎてビックリする感じ。今後は、

・腐食が気になるところはキシラデコールのワイス(=白)、
・シックで深みのある茶色にしたい時は、ワトコオイル+ブライワックス (WATCO + BRIWAX)、
・それ以外は全部、このカンペハピオの水性ウレタン

で良いんじゃないかな、と思ってます。


塗装が終わったら、最後のペーパー掛け。
320 かそれ以上で、表面を軽くヤスリ掛けします。

この作業で、刷毛から抜けた毛が付いてるのは取れるし、微妙な凹凸も解消される。
固く絞った濡れタオルで拭き取ると、触ってて気持ちが良いくらいにスベスベになります。


そう言えば一つ、2×6 を使う時の注意点。
2×6 くらいに太くて幅のある木材になると、反りや歪みは元に戻せないと思っておいた方が良いです。

U字型にほんの少し反ってるレベルなら、水で濡らして強制すれば、ちょっとはマシになるかもしれない。
でもそれ以外は、カンナで削ったり、接合部をノミで水平にしたりと、物理的に削る以外に手が無くなります。
そのため、「購入時に出来るだけ反ってない真っ直ぐなモノを選ぶ」 というのが、とても重要。

今回購入したときは、選りに選りました。
だって、4本中3本くらいは反ってるんですよね。。
店頭にはちゃんと真っ直ぐなのを並べろよ!と、だんだん腹が立ってくるレベル。
2×6 の 12フィート (3.6m) ともなると結構重いから、棚に戻すのも一苦労だし。。

で、上の写真は、めんどくさくなって適当に買ったものが見事に反っていて、
何とかならないかと万力で固定して重しを載せているところ。
1.5日がんばりましたが、全く解消されず。 結局ビクともしませんでした。。

逆に言えばそれだけ頑丈ということで、「本の重みで棚がしなる」 なんて事はあり得ないレベルの強度です。
大人が乗って思い切りジャンプしまくっても、足が痛くなるだけで、棚板の方はビクともしない。
多分、車で踏みつけても平気な顔してると思う。

塗装も終わったので、最後の工程、組み立て。
と思ったら、巾木のことを考えてなかったので、もう一度外に出して、巾木の分をのこぎりでカットしました。

と同時に、天井の高さを測り間違ったみたいで、40ミリほど足りない。。
仕方ないので、足りない分のパーツを切り出して、裏から長さ 60ミリくらいのコーススレッドで止めてます。

組み上げて本を入れてみたところ。
奥行きについては、2×6 (=幅140ミリ) か 2×8 (=幅184ミリ) がで、結構悩みました。

文庫は奥行き105ミリ、マンガは少年誌系が113ミリで、
青年誌系が128ミリ。ハードカバー系は145ミリ前後。。

出来るだけ薄くしたいので 2×6 を使いたいんだけど、
ハードカバーを入れることを考えると 2×8 が無難、、??

検討の結果、「ハードカバー系も置くけど、メインは文庫とマンガだよね」 ということで、
ここは奥行き優先、2×6 (140ミリ) に決定。
下段だけ 2×8 にする、という案も検討したんだけど、接合部の強度が心配なのと、
デザイン的にも微妙になりそうだったので、やめました。

で、実際置いてみると、ハードカバー (これは辞書だけど、、) は予想通りちょっとはみ出るけど、正直気になりません。
これならハードカバーメインでも大丈夫なんじゃないか、というぐらいに気にならない。

あと、2×6 の奥行だと、こんな感じでドアを開いたときに、ほとんどドアの厚みと同じになります。
だから、ドアを開けたときに 「何か家具がある」 という感じがしなくて、すごく圧迫感が小さい。

この辺も、奥行きを小さくして良かったなと思う。

高さについても結構悩みました。

上がスカスカだと見た目が悪いので、文庫 (高さ148ミリ) を入れてもスカスカにならないようにしたい。
本を取り出すときに斜めに傾けて取り出すことを考えると、対角線の長さが入るくらいの余裕も欲しい。。

実際に高さをいろいろ変えて、見た目と取り出しやすさを検討した結局、
マンガの高さ (182ミリ) プラス 30ミリは余裕があった方が良さそうなので、最低でも 210ミリ。
ただ、210ミリだとピッタリハードカバー系の本 (高さ 210ミリ) が入らず使い勝手が悪いので、
10ミリ追加して 220ミリに統一することにしました。

雑誌とか教科書系は高さ 260~270ミリぐらいなので、こちらも 30ミリ余裕を持って 300ミリ。
A4 は入るけど、A4 を収納するクリアファイルとかは、微妙に高さが足りないかな、ぐらいの高さです。

ということで最終的には、文庫+コミック+ハードカバー用には高さ 220ミリ、
それ以外の雑誌や教科書、絵本用は 300ミリで決定。

まあこちらは奥行きと違って、左右の板を短くしたり、棚板の間にちょっと薄い板でも噛ませたりすれば
簡単に高さを変えられるので、使ってみて気に入らなかった変えればいいかな? という感じ。


あと、組み上げについて。
改めて、設計イメージがこちら。

実は、この本棚全体で、右側の側板固定用のアングル1個所しか、ネジ止めはしていません。
元々はいろいろネジ止めするつもりだったんだけど、取りあえずということでドンドン棚板を載せて見たら、
もうそれだけでネジ止めとか全然要らないレベルで安定してました。

さすがに右端の側板は、放っておくとドア側に倒れてしまうので壁に固定しないといけないんだけど、
それ以外、本の重さは下方向に掛かるので、側板はあくまで 「ガイド」 的な感じで、力はほとんど掛かりません。
そのため、側板を保持するアングルは、さっきの一つで十分。

あと、普通の家具としての本棚だと、棚板を持って手前に引っ張ると本棚全体を倒すことが出来るけど、
これはコの字型のパーツが一段一段組み合わさっているだけなので、棚板を持って手前に引っ張っても、ビクともしない。

まあ、地震に備えて一番上の棚にくらいは壁に固定するアングルを付けるかもだけど、それナシでもすごい強度。
少なくとも子どもの力では、この本棚は絶対倒せない。
この本棚でロッククライミングしても倒れないと思う。

あとは、ブックエンド。


棚板の支えに使っている木の板に、こんな感じでアングルを付けると完成。

このアングル部分が上に来るように、本棚に差し込んで使います。
そのままだと高さがピッタリすぎるので、1ミリくらい削っておけばスッと入って良い感じ。

もちろん、アングルじゃなくても、真っ直ぐな金属板を上部に付けるとかでも良いと思う。
今回は、このアングル2個の方が安かったので、これを使ってます (2個で90円くらい)。
ちなみにこのアングルも、カンペハピオの水性ウレタンで白に塗装。

最後に、全体のサイズと費用について。

両サイドは天井までなので、我が家の場合は 2470ミリ。
棚板は、ドアに干渉しない最大の長さである 1670ミリ。
2×6 は厚みが 38ミリくらいあるので、実際の本棚の長さは、38 x 4 = 152ミリを足した 1822ミリになっています。

棚の高さは、一番下が 100ミリ。掃除機のノズルが入る高さということで、この高さにしました。
後々はこの奥に間接照明を仕込んで、本棚の下からふんわり灯かりが漏れるようにしようかなと考えてます。

本を入れるところの高さは、文庫本やコミック系は 220ミリ、大き目の本を入れるところは 300ミリ。
最初の写真だと、一番下と一番上が 300ミリで、それ以外の高さは全て 220ミリです。

ということで木材パーツとしては、

・側板 : 2470ミリ * 2枚 = 4,940mm
・棚板 : 1670ミリ * 8枚 = 13,360mm
・棚の支え (100) : 100ミリ * 1段 * 左右で2枚 = 200mm
・棚の支え (220) : 220ミリ * 5段 * 左右で2枚 = 2,200mm
・棚の支え (300) : 300ミリ * 2段 * 左右で2枚 = 1,200mm
・ブックエンド (220) : 220ミリ * 6枚 = 1,320mm
・ブックエンド (300) : 300ミリ * 1枚 = 300mm

で、合計 23,520ミリ。

12フィート (=3,658ミリ) が税込み 1,600円くらいだったので、木材費は、12フィート 1600円 * 7枚= 1万1200円くらいでした。
ペンキは 0.7L でちょっと余るくらいなので、まあ一缶分と考えて 1800円。
あとは、刷毛とかアングルとか木材カット費などの細々したものが 1000円以内。

合計で1万4000円です。

この半分くらいの横幅で、天井まである本棚が、これよりちょっと安いかな? くらいの値段なので、
パーティクルボードじゃなくて、ちゃんとした木を使ってることを考えても、
費用的にもなかなか良い感じかな、と思う。

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