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Ra90のクリアLED電球と演色性

結構前のことになるんだけど、、(5月くらい)
前々から気になっていた LED のクリア電球を試してみました。

照明についての他の記事はこの辺です。

In the bottle lamp
Ra90 の LED 電球
ダイニングとリビングについて2
ペンダントライト

DSC06261.jpg

試してみる気になったのは、Ra (平均演色指数) が
東芝キレイ色と同じ、 90Ra のクリア LED 電球を見つけたから。

一番左が 60W の白熱電球、
中央が 10W で 810ルーメン (60W相当) のクリア LED 電球、
右が 40W の白熱電球 (耐震電球)。

サイズは白熱電球とほとんど同じ、という謳い文句告だったんだけど、
やっぱり LED 電球の方がまだ大きいです。

DSC00056.jpg

この写真は前のアパートのときの写真だけど、
我が家でダイニングに使っているこの照明は、
天井や壁への光の広がりがとても綺麗です。

これが LED でどうなるかな?というところなのだけど、、

DSC06265.jpg

まずこちらが、先ほどの照明器具 (他の記事で詳しく紹介しています) に、
60W の白熱電球を付けたときの様子。

DSC06257a.jpg

で、こちらが 810ルーメン、Ra90 の LED クリア電球。
うーん。。

330度の広角配光らしいのだけど、やっぱり配光が足りない。
輝きが弱くて、キラキラ感と温かみが足りない感じ。。

これで消費電力 1/6 に出来るかな??、と淡い期待を抱いていたのだけど、
残念ながら、やっぱりまだ白熱電球の代替にはなりませんでした

DSC06748.jpg

ただこういう、壁や天井への映り込みを
楽しむ訳ではない照明器具の場合は、
代替にならないことも無いかもです。

追記:2016/2/26
大分前のことで、すっかり忘れてたんだけど、、
このLED電球、使い始めて6ヶ月くらいで壊れました。

点かなくなる、のではなく、ピッピッピッという感じで、
周期的に明滅を繰り返す感じ。

予想していた通り、LED そのものは長寿命でも、
LED の制御基盤がダメダメなんでしょう。

東芝のキレイ色 (LED電球) は、10個くらいあるはずだけど、
未だに一つも壊れていません。

ここまで耐久性に差があるとは、、って感じです。
LED電球については、もう無名メーカーは買わないですね。。

DSC06744.jpg

電球部分はこんな感じ。

ただ、今回東芝以外のメーカーの 90Ra の電球を使って思ったのは、
同じ 90Ra でも、結構違いがあるな、ということ。

気が滅入る・滅入らないで見ると、同じ 90Ra でも、
東芝のキレイ色の方が、明らかに勝っていると感じます。
(絶対にブラインドでも分かる)

Ra で表されるのは R1~8 だけで、R9~15 は非公開だし、
好ましい方にズレても不快な方にズレても、Ra にすると同じになることもあるみたいだし。

R9 (鮮やかな赤) とかが、あんまり良くないんじゃないだろうか。。
このクリアLED電球は、何だか赤みが不自然な気がする。

cl-500a_01.png

ちなみに、、

CRI は、Color Rendering Index の略で、「演色評価数」 のこと。
ある光源で、R1 から R15 で規定された色見本を照らしたときに、
どれだけ理想の色からのズレが少ないか、を評価している。

R1~15 のうち、R1~8 の平均を取った値が、Ra (平均演色評価数) と呼ばれていて、
R9~15 は、特殊演色評価数と呼ばれている。

厳密にはちょっと違うっぽいけど、この演色性が高ければ高い程、
太陽光に近い、ということになるらしい。
(ダウンライトを選ぶときに、散々調べました…)

上記の画像は、コニカミノルタさんのサイト からの抜粋です。

CCS2.jpg

こちらは、CCSさんのサイト からの抜粋。
Ra が良くても、R9 とかがダメダメな LED も存在するということが、良く分かります。
(Ra を公開してないのは、多分ほとんどこんな感じ)

美術館とかで使うのは、一番下みたいな LED なんでしょうね。

最後に、パナソニックさんのサイト から抜粋です。

こちらは、字だけですが、Ra はあくまで色の再現性であって、
好ましさの指標じゃないんだよ、ということが分かりやすく説明されています。
Ra という数値で全てが語れると思わないように、ということですね。

「演色評価数は、物体の色の見えの好ましさの程度を表わす指数ではありません。

Raの値は、対象とする光源の基準光源に対する色ズレの大小を数量的に表わしたものであるため、その色ズレが好ましい方向の色ズレであっても、好ましくない方向の色ズレであっても、Raの値は小さくなります。
したがって、Raの数値の大小で色彩を好ましく見せるかどうかを判断することはできません。

例えば、人間の顔色は少し本来の色彩よりもややピンク系にずれている方が好まれますが、黄色もしくは緑色にずれた場合には非常に不快に見えます。
演色評価数は色ズレが好ましいか不快かについて全く関係なく計算されているので、演色評価数が同じ値であってもその実用価値は全く異なります。」

Ra 信者にならないように、ということですね。
Ra だけでは、そのズレが良い方向なのか悪い方向なのかは判断できない。

すごく分かりやすいんだけど、
ただこんなに 「演色性は重要だ」 と強調しておきながら、
EVERLEDS とかのパナさんの LED 電球には Ra が載って無いのが、
ちょっと、、、ねぇ? というところなんですが。。

「光色や演色性を十分に考慮する必要があります」 と言うなら、
考慮するためのデータを公開してくれよ、と。。

あと、もちろんこれは、Ra が低い=太陽光からのズレが大きい、場合の話であって、
Ra98 とかまで来れば、LED だとメーカーごとに差が出るなんてことは無いんでしょう。

Ra90 レベルだと、ズレの方向による好ましさの違いは、
無視できないレベルになるということが今回のクリアLEDで分かりました。

あ、でも、R9~R15 が極端に悪いだけかもしれないのか。。
メーカーは隠さず全部公開して欲しいですね。。

とにかく今は、CRI が表記されていない LED が多すぎるので、
早く CRI の表示が当たり前になるくらいに、演色性というパラメータが
一般的になってほしいです。

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